【行動援護従業者養成研修】について解説!資格要件や仕事内容もチェック

本記事では“行動援護従業者養成研修”に関する情報をお届けします。行動援護とは、障害のある方の外出をサポートすること。行動援護従業者として働くには、研修を受けて資格を取得する必要があります。そこで今回は、研修の内容や資格要件、研修を受けるメリットなどを解説。記事後半では、実際に行動援護従業者として働く際の仕事内容もご紹介します。障害者支援に興味のある現役介護職員の方は、ぜひ参考にしてください。

行動援護従業者養成研修について

まずは行動援護従業者養成研修について掘り下げていきます。

行動援護とは?

行動援護は、障害のある方が安心・安全に外出するためのサポートを行うサービス。対象となるのは、知的障害や精神障害、難病等対象者などです。

<行動援護の対象者>
・ 障害支援区分が区分3以上
・ 障害支援区分の認定調査項目から、行動関連項目等の合計が10点以上
※行動関連項目の例は、不安定な行動、自らや他人を傷付ける行為、大声や奇声を発す、異食行動など

移動中の介護や食事、排せつなど必要な支援を行い、障害のある方の地域生活と社会参加を援助するのが行動援護従業者の役割です。

行動援護従業者養成研修はどんな内容?

行動援護従業者研修では、行動援護が必要な方をサポートするための知識や介護スキルを身に付けます。研修内容は、講義10時間と演習14時間。期間は約3~4日です。

<カリキュラムの一例>
・ 行動援護に関する制度およびサービス
・行動援護利用者の障害特性
・行動援護の技術に関する講義
・行動の理解の実際、事例検討
など

行動援護従業者養成研修の受講先は、都道府県または都道府県の指定事業所。エリアごとに異なるので詳しくは確認が必要です。

行動援護従業者養成研修の資格要件は?

行動援護従事者として働くには以下2つが必須です。

・行動援護従業者養成研修を受講、修了していること
・知的障害児者または精神障害者の直接業務1年以上および実際の業務が180日以上の実務経験

行動援護従業者養成研修は、介護の資格や実務経験を問わず、どなたでも受講可能。修了後は証明書が発行されます。行動援護従業者の仕事に興味のある方は、研修を受けることはもちろん実務経験を積むことも欠かせません。

行動援護従業者養成研修を受けるメリット

メリットは主に2つあります。
1つ目は、行動援護従業者養成研修で身に付けた知識を生かせるシーンがいくつもあること。障害のある方に対する介護知識は、さまざまな介護施設・事業所の高齢者への適切な対応にもつながります。仕事の幅が広がれば多くの経験を積めるので、スキルアップを目指す方にとってメリットになるでしょう。
2つ目は、研修を受けることで就職・転職時の強みになること。介護サービスの利用者が年々増加傾向にある昨今、高齢者だけでなく障害のある方にも対応できる介護職員の需要は高まっています。“需要が高い=採用されやすい”ということなので、就職・転職を考えている方にとってメリットと言えるでしょう。

行動援護従業者の仕事内容

・目的地の説明、道順、行動などを事前に説明
・問題行動が起きる条件の把握、回避のための工夫
・ 問題行動が起きた場合の安全確保
・ 危険行為や自傷行為などの防止
・外出中の食事介助
・ 外出前後の更衣介助
・排泄サポート
など

行動援護従業者の仕事は、外出中だけでなく、更衣介助のような外出前後のサポートも仕事に含まれます。

行動援護従業者の活躍の場は?

・移動支援事業を行う居宅介護事業所
・移動支援事業を行う訪問介護事業所
・障害者グループホーム
・障害者デイサービス
・障害者支援施設
など

行動援護従業者の活躍の場はいくつもあります。幅広い選択肢からより自分に合う勤務先を見つけたい方には、行動援護従業者養成研修が役立つでしょう。

スキルアップやキャリアアップを目指せる研修

行動援護従業者養成研修は、資格の有無や実務経験を気にせず挑戦できます。障害のある方への介護知識を深めて、介護職員としてのスキルアップやキャリアアップを目指してはいかがでしょうか。関連記事では、行動援護従業者と同じく障害のある方の外出をサポートするガイドヘルパーをご紹介しています。こちらもぜひご一読ください。

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