【8月】介護施設でおすすめのレクリエーション10選!夏らしい企画まとめ

たくさんの利用者さんが集まる介護施設では、暑さが厳しい8月のレクリエーション選びも慎重になりますよね。しかし涼しい室内で安全にできるものをと考えると、単調なレクリエーションになりがち。そうならないためにも8月のレクリエーションには、夏を連想させるキーワードを盛り込んで、この時期しか味わえない特別感を出しましょう。8月におすすめのレクリエーションを10選紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

介護施設で8月のレクリエーションに夏らしさを取り入れるメリット

季節を感じるレクリエーションは、利用者さんたちに良い影響を与えます。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

曖昧になりがちな季節の変化を感じられる

高齢になると外出機会が減り、時間の感覚が曖昧になります。介護施設のレクリエーションに夏らしさを取り入れると、楽しみながら季節の変化を感じることができ、単調になりがちな生活に良い刺激を与えられるでしょう。

モチベーションが上がり、レクリエーションへの参加率もUPする

利用者さんの多くは、これまでの生活の中に季節感のある行事を織り込んできた方がほとんどです。そのため普段のレクリエーションには消極的な方も、季節の行事を取り入れたものならやってみようと前向きになってくれることが期待できるでしょう。

8月レクリエーションを利用者さんに楽しんでもらうための5つの注意点

介護施設の利用者さんたちに、8月のレクリエーションを楽しんでもらうためには、さまざまなポイントに気を配らなければいけません。介護スタッフが注意すべき5つのポイントを具体的に紹介します。

室内でできるレクリエーションを選ぶ

日差しが強く気温も高い8月に外でレクリエーションをすると、利用者さんはいつも以上に疲れてしまいます。夏のレクリエーションは、涼しい室内で適度に動きながらできるものを選びましょう

体力を消耗させすぎない

暑い日が続くと、疲労が溜まったり食欲がなくなったりする利用者さんが多くなります。とは言っても、全く動かないのは体に良くありません。8月のレクリエーションは、あまり動かなくて良いものや手先足先をメインで使うものなど、体力を消耗させすぎない内容で楽しんでもらいましょう。

安全面に配慮する

物を使ったり動いたりするレクリエーションは、怪我や転倒の危険があります。事前に介護スタッフが安全にできるレクリエーションであるかを考えたり、実際にやってみてどんなところに注意が必要なのかシミュレーションしたりしておくと安心です。
また暑さが厳しい8月は、室内で過ごしていても熱中症になるリスクがあります。施設内の温度や湿度に気を付ける、遮熱対策をするなど、安全な環境づくりにも努めましょう。

水分補給を促す

室内であってもレクリエーションで動いていると汗をかきます。しかし、何かに夢中になると飲み物を飲み忘れがちです。脱水症になると命を落とす危険性もあるため、「喉がかわいていない」と言われても、こまめに水分補給を促しましょう。

利用者さんの意志を尊重する

人によって好き嫌いに違いがあるように、レクリエーションでもそれぞれやりたいもの、やりたくないものがあります。また、その日の体調や気分によってもレクリエーションへの参加意欲が変わることもあるでしょう。そのためレクリエーションを行う際は、利用者さんの意志を尊重し、参加を強要しないようにしてください。

8月におすすめのレクリエーション1:スイカ割りゲーム

床に固定したスイカ柄のビーチボール(紙風船などでも可)を、新聞紙で作った棒で狙うゲームです。ゲームに挑戦する利用者さんには、実際のスイカ割り同様に目隠しをしてもらいましょう。介護スタッフや周りの方が成功するよう声掛けをすることで、挑戦していない方もみんな一緒になって楽しめます。
介護スタッフは、目隠しした利用者さんが転倒しないようしっかり見守ってくださいね。利用者さんの体調や介護度によっては、座ったまま行っても良いでしょう。

8月におすすめのレクリエーション2:魚釣りゲーム

魚釣りゲームは、新聞紙と糸・マグネットで作った釣り竿で、厚紙の魚を釣るレクリエーションです。実際に魚釣りをしたことがない利用者さんでも簡単にできるため、みんなで楽しめるでしょう。
夏らしさを感じてもらいたい場合は、夏が旬の魚を描いたものを釣るのがおすすめです。魚に点数を付けてみたり、チームで釣れた数を競ってみたりとゲーム性をプラスすると、より盛り上がるレクリエーションになりますよ。

8月におすすめのレクリエーション3:海水浴ゲーム

海水浴ゲームはシーツを波、人形を泳ぐ方に見立てて遊ぶゲームです。海水浴ゲームをする際は、ゲームを始める前にグループに分かれてもらいましょう。グループが決まった後は、それぞれのチームは円になるよう座ります。一人ひとりシーツの端を持ってもらったら、シーツの真ん中に人形を置いてゲームスタート。
人形がシーツからカゴに入るまでの時間を競います。青いシーツを使ったり人形に海水パンツやゴーグルなどを付けたりすると、より海水浴の雰囲気が感じられそうですね。

8月におすすめのレクリエーション4:千本引き

縁日でよく見かける千本引きは、介護施設の夏祭りイベントにぴったりのレクリエーションです。千本引きは紐の先に景品が付いていることが多いのですが、高齢の方が多い介護施設では、この方法だと上手くいかないことがあるでしょう。そのため介護施設で千本引きを行う場合は、景品の代わりに番号札を付けて誰でも簡単にできるよう工夫するのがおすすめです。

8月におすすめのレクリエーション5:手作りうちわ&うちわで物送りゲーム

夏の風物詩であるうちわは、利用者さんにも親しみ深いアイテム。自分で色を塗ったり絵柄を書いたりして手作りしたうちわには愛着が沸くので、思い出の品になるはずです。
もし時間が余れば、作ったうちわで物送りゲームをして楽しんでも良いでしょう。遊び方はうちわの上にお手玉などを置いて、うちわからうちわへと送るだけ。チームでタイムを競っても楽しいですよ。

8月におすすめのレクリエーション6:花火作り

夏の工作系レクリエーションでもう1おすすめなのが、折り紙の花火作りです。折り紙花火はいろいろな作り方があります。折った折り紙に切れ込みを入れて作ってもよいですが、簡単にしたい場合は、サイズや色の違う輪飾りを繋ぎ合わせて大輪の花火作りをしてみてください。
完成した花火を壁に貼れば、室内で花火気分を味わってもらえますよ。花火がたくさんできたら、夜空色の紙に貼って絵画のようにしても素敵です。

8月におすすめのレクリエーション7:かき氷作り

夏になると、暑さで食欲が減ってしまう利用者さんもいますよね。そんなときは、涼を感じられる「かき氷」を手作りするのがおすすめです!事前に氷を作っておいて、かき氷器でガリガリ…。利用者さんが難しそうにしているときは、スタッフが削るのを手伝いましょう。イチゴや宇治金時などのシロップを用意して、お好みの味を選んでもらえれば、きっと利用者さんも笑顔になるはず。

8月におすすめのレクリエーション8:盆踊り

夏のイベントといえば、盆踊り。実際にお祭りに行くのは難しくても、盆踊りを施設で行えば夏の雰囲気を味わえます。盆踊りは「八木節」や「炭坑節」などが定番曲。盆踊りになじみがない介護スタッフも、動画サイトなどで事前に振り付けを勉強しておけばすぐに踊れるようになるでしょう。立って踊るのが難しい利用者さんも、座って手を動かすだけでもよい運動になります。馴染みのあるリズムに利用者さんも昔を思い出し、楽しんでくれるはず。

8月におすすめのレクリエーション9:夏のカラオケ大会

どんな時期でも取り入れやすいのがカラオケ!季節にあわせて曲を選べば、マンネリ化せずに実施できます。利用者さん世代にお馴染みの夏の曲といえば、美空ひばりさんの「真っ赤な太陽」、ピンク・レディーさんの「渚のシンドバッド」、加山雄三さんの「海 その愛」などです。近年CMソングに起用された曲もあり、聞いたことがあるスタッフもいるのではないでしょうか。振り付けを入れて体操レクリエーションにするのも楽しいですよ

8月におすすめのレクリエーション10:夏にちなんだクイズ大会

介護度の高い方が多く、身体を動かすレクが難しい施設では、クイズ大会がおすすめです。カラオケ大会と同じくテーマを「夏」に絞れば、飽きることなく盛り上がるでしょう。夏にまつわるクイズでは、「お盆はどこの国が発祥?」「山の日は何月何日?」といった問題が作れます。難しい問題は選択肢を設け、答えやすいように工夫するのもポイント。クイズを通して利用者さんとの会話も楽しんでみてくださいね。

8月レクリエーションには夏らしさを盛り込んで、利用者さんに季節を感じてもらおう!

夏の暑さは高齢者の方にとって大敵。そのためどうしても、室内で過ごす時間が多くなります。介護施設のレクリエーションに季節感を盛り込めば、室内にいても季節の移り変わりを感じられ、楽しく過ごしてもらえるはずです。
今回紹介した8月のレクリエーションは、簡単で夏らしいものばかり。ぜひあなたの施設でも試してみてくださいね。

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