香りでケア【介護アロマセラピスト】の仕事や資格に注目

アロマの香りは心にやすらぎを与え、アロマ精油を取り入れたハンドマッサージなどのトリートメントは、ただパーツをほぐすよりも深く心や体をリラックス状態に導くことができます。介護の現場でもアロマを導入したケアは人気。そこで、介護アロマとはどのようなものか、介護アロマを行うには資格が必要か、といった気になる知識をお届けします。アロマ精油を活用したケアを介護現場に導入したいとお考えの方はぜひご一読ください。

介護アロマってなに?

アロマテラピーとは、植物から香りの成分を抽出した精油を使用して美や健康、心身のトラブルをケアする自然療法です。介護アロマは、アロマテラピーの手法を介護に応用し、体の痛みやストレスなどの軽減に役立て、心地よさを感じていただくために行われます。

介護アロマではどのようなことをするの?

介護アロマではどのようにアロマが取- り入れられているのでしょうか。例をご紹介しましょう。

<介護アロマの例>

  • アロマランプを活用した芳香浴
  • フットバスなどにアロマ精油を入れた沐浴
  • アロマ精油を使用したハンドマッサージやフットマッサージなどのトリートメント

介護アロマでは、アロマ精油をアロマランプに入れて使用することで香りを部屋に広げる芳香浴や、アロマ精油を入れて香りも楽しむフットバス、アロマ精油を使ってトリートメントなどを行います。

介護アロマはどのような効果が期待できるの?

介護アロマでは、精油の香りによる効果や、肌が触れあう(タッチケア)ことで得られる効果などが期待できます。

<介護アロマで期待できる効果>

  • アロマ精油の香りによるストレス解消・リラックス効果
  • タッチケアによるストレス解消・リラックス効果
  • アロマ精油を肌に伸ばすことによる保湿効果

アロマ精油の香りは、感情や本能に関係する大脳辺縁系や自律神経系に関わる脳の視床下部に働きかけ、ストレスを軽減しリラックスした状態へ。また、ハンドマッサージやフットマッサージなどで高齢者と施術者の肌が触れあうことで「オキシトシン」が分泌され、安心感や信頼感が増すともいわれています。ハンドマッサージやフットマッサージなどでアロマ精油を活用すると、肌の保湿も叶うといったポイントにも注目です。

介護アロマセラピストってなに?

介護アロマを提供する人のことを、「介護アロマセラピスト」と呼びます。

介護アロマセラピストの活躍場所とは?

介護アロマセラピストの活躍場所はさまざま。介護施設で利用者さんに対して介護アロマの施術を提供したり、地域や施設などで介護アロマに関する知識を教えたりします。個人的に高齢者の方々のケアをすることも。

どんな仕事をするの?

もう少し具体的に介護アロマセラピストの仕事内容をご紹介しましょう。

<介護アロマセラピストが活躍する場所の例>

  • 介護施設などで、利用者さんへアロマ精油を使用したハンドマッサージやフットマッサージなどのトリートメントを提供する
  • 介護施設のレクリエーションなどで、アロマ石けんや入浴剤、スプレー作りといったワークショップの講師をする
  • 地域や介護施設などで介護アロマについての講演を行う

介護アロマセラピストの活動例としてハンドマッサージやフットマッサージなどのトリートメントがあります。これは、高齢者の方々の体や心の悩みにアロマ精油とマッサージなどのタッチケアでアプローチするものです。足がむくむ、肩がこるといった体の不調の緩和や、高齢者の心のケアにも役立ちます。

近年人気のアロマ系のレクリエーションでも、介護アロマセラピストは講師として活躍!アロマ精油を活用したクラフト作り体験など、施設利用者さんに楽しい時間を提供できますよ。

介護アロマセラピストになると、地域や介護施設、高齢者向け施設などで活躍できるようになります。身内に高齢者がいる場合、親族のケアや介護でも知識や技術を活かせるでしょう。

介護アロマセラピストにはどんな資格はあるの?

実は、介護現場でのアロマを活用したケアの提供は資格がなくても可能。「資格が必須」というわけではありません。とはいえ、介護アロマセラピストとして仕事をするには、介護アロマの資格を取得することが大変重要です。数ある介護アロマに関する資格の中から代表的なものをピックアップしてご紹介しましょう。

<介護アロマに関わる資格例>

  • 介護リハビリセラピスト(日本介護リハビリセラピスト協会)
  • 介護アロマコーディネーター(日本アロマコーディネーター協会)
  • エンカレッジ介護アロマハンドケアセラピスト(一般社団法人エンカレッジ介護アロマケア協会)
  • エンカレッジ介護アロマフットケアセラピスト(一般社団法人エンカレッジ介護アロマケア協会)

介護アロマ関係の資格では、高齢者との基本的な接し方や、アロマテラピーを活用した高齢者へのアプローチ方法など、介護現場で働くのに適した知識や技術を習得することができます。介護アロマに資格が必須でないとはいえ、必要なノウハウを不足なく学んだセラピストのほうが、より高い水準のアロマサービスの提供が可能。施設として介護アロマの仕事を外部へ依頼する際は、適した資格を有している方にお願いしたほうが安心でしょう。また、自らが介護でアロマを取り入れたいと考えている方は、介護アロマ関係の資格取得がおすすめです。

介護分野に特化した介護アロマセラピストになるためには、介護アロマの資格取得はもちろん、介護のノウハウやアロマテラピーの基礎知識も必要。介護系の資格に関しては、介護職員初任者研修程度の知識や技術を有しているとより安心できるでしょう。アロマテラピーに関しては、アロマインストラクターやアロマセラピストといった資格相当の知識が求められる場合もあります。

介護アロマで高齢者の方へやすらぎを

介護アロマは、アロマ精油を用いて高齢者の心身にアプローチする手法。介護施設にアロマケアを導入すれば、利用者さんの不調やストレスを緩和したり、やすらぎを提供したりと幅広く役立ちます。レクリエーションでアロマ石けんや入浴剤作りを取り入れてみるのもおすすめですよ。興味がある方は、介護アロマに関わる資格を取得して、介護アロマセラピストを目指してみてはいかがでしょうか。

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