介護施設におすすめ秋の外出レク!企画のポイントは?

暑い夏が過ぎると、過ごしやすい秋の到来です。そこで積極的に企画したいのは外出レク。施設の中にこもりきりでは、季節感もなく生活に張りがなくなってしまいます。暑さが厳しい季節は難しいですが、暑さが和らいでくる秋には、定期的に外出の機会を作るのがおすすめです。今回は、外出レクが利用者さんに与える効果や気を付けるべきポイントをご紹介します。外出に最適なスポットも紹介するため、秋のレクリエーション企画の参考にしてみてください。

外出レクが利用者さんに与えるいい効果は?

外出レクは、高齢者にいい効果を与えるとされています。どんな効果があるのか、具体的に確認していきましょう。

引きこもりの防止や介護予防になる

普段施設の中で多くの時間を過ごしていると、外出することが億劫になることも考えられます。部屋でいろいろなことを考える時間が増えると、ネガティブな気持ちになってしまい、最悪の場合うつ病などの発症につながることもあるでしょう。外に出て季節の移り変わりを感じることで五感が刺激され気持ちも前向きになり、引きこもりの防止にもなります。

認知症の予防になる

外出は認知症の予防にも効果があるとされています。外に出ることでいつもとは違う風景を目にすることになり、施設外の人とコミュニケーションをとる機会もできるでしょう。それが脳への刺激となり、認知機能の低下を防止。また、認知症を発症している場合でも、「1週間のうち3日以上外出する方は1年後も同じくらいの自立度であった」というユニ・チャーム株式会社の調査結果もあり、外出することで認知症の進行を遅らせる効果があることもわかっています。

体力の向上につながる

定期的に体を動かすことで、運動不足を解消することにもなります。活動量が多いことにより、骨粗しょう症や糖尿病、心疾患、高血圧といった高齢者によく見られる病気が発症しにくくなるそう。体の元気は心の元気にもなり、毎日を生き生きと過ごすことにもつながります。足腰を鍛えることで、健康が維持・増進でき、結果的に介護予防にもなるでしょう。

孤独感を軽減できる

行動範囲が狭まると、関わる人も限定されてしまい、孤独を感じる高齢者も少なくありません。そうなると引きこもりやすくもなり、悪循環を招きます。定期的に外出することで社会とのつながりを感じられたり人とのコミュニケーションが取れたりと、孤独感を軽減することにもなるでしょう。

外出レクで気を付けるポイントは?

外出レクの際には、利用者さんが気持ちよく過ごせるよう、気を付けるべきポイントがあります。詳しく見ていきましょう。

秋もまだまだ暑い!熱中症対策は万全に

最近は残暑も厳しく、秋になり日差しは和らいだとはいえ、まだまだ暑い可能性があります。夏と同様、熱中症対策は欠かせません。具体的には、こまめな水分補給と塩分補給です。日なたは暑くて外にいるだけで疲れてしまうため、歩く道はできるだけ日陰を選びましょう。できれば日傘をつかったり帽子をかぶったりしておくことも大切です。環境省が公開している「熱中症予防情報サイト」をチェックし、暑さ指数により外出を決行するかどうかの指標にするのもいいかもしれません。

トイレや休める場所は事前にチェック

利用者さんが外出を億劫に感じるのは、転倒や失禁の心配といった心理的要因もあります。排尿の間隔が短い利用者さんもいるはずです。失禁で落ち込んでしまう利用者さんも少なくないため、トイレの場所は必ず事前に確認しておきましょう。車椅子用のトイレがあるかどうか、場所はどこかという点を確認しておき、こまめにトイレに行けるようにしておきましょう。また、疲れると思うように体が動かなかったり、転倒してしまったりするリスクもあります。定期的に休憩時間を設けるほか、休める場所もきちんと確認しておきましょう。

億劫にならないよう外出レクの目的を作る

理由がない外出を面倒に感じる利用者さんも少なくないでしょう。紅葉を見に行く、秋の花を見に行く、美味しいごはんを食べに行く、お祭りに行くといったように、外出レクの目的づくりは欠かせません。目的が明確になることにより外出への意欲になり、心の元気にもつながります

秋の外出レクにおすすめのスポット

秋の外出レクは、季節の移ろいが感じられる場所を選ぶのがおすすめです。

コスモスやダリアの景色に癒される|秋の花畑

秋はコスモスやダリア、コキアなど、秋の花々で季節を感じるのもいいでしょう。植物公園などの花畑に訪れる外出レクもおすすめです。辺り一面に広がる花畑は、目でも香りでも楽しませてくれるため、さまざまな刺激になるでしょう。開放的な空間で過ごす時間は、気持ちをリフレッシュさせてくれるかもしれません。

秋を実感できる|紅葉狩り

秋と言えば紅葉は欠かせません。赤や黄色が織りなす色鮮やかな景色は、見ごたえも十分。紅葉の見頃はエリアや気温によっても違うため、ベストなタイミングを狙って外出レクの予定を立てましょう。

残暑厳しい時期にも安心|水族館

水族館であれば涼しい館内でのんびり楽しむことができるため、残暑厳しい時期にもおすすめです。非日常的な空間の中、きれいな魚たちの姿を真剣に見る利用者さんの姿が見られるはず。館内はバリアフリーかどうか、事前に確認しておきましょう。

にぎやかな雰囲気で楽しめる|秋祭り

近隣の行事で秋祭りを開催しているのであれば、その日に外出レクを企画するのもいいでしょう。にぎやかな雰囲気を味わうだけで、たくさんの刺激を受けることができるはず。神楽や太鼓など利用者さんの好みそうなプログラムがあるなら、その時間を狙って外出してみるのもおすすめです。

外出レクはいい効果がたくさん!

今回は介護施設の外出レクについてご紹介しました。外出レクには利用者さんの心と体の健康をサポートするさまざまな効果があります。暑い夏は施設内で過ごす時間が多い分、秋には積極的に外出レクを企画して、いい刺激を与えられるといいでしょう。楽しいレクリエーションで、利用者さんが元気に過ごすサポートをしてあげてください。

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