介護施設で喜ばれるハロウィンのレクリエーション10選

10月のイベントには、ハロウィンが挙げられます。しかしながら、「利用者さんにはハロウィンはなじみがない…?」と、レクリエーションに取り入れるか否か、悩んでいる施設もあるかもしれません。そこで今回は、介護施設で喜ばれるハロウィンのレクリエーションをまとめてご紹介。どう進めるべきなのか、どんなレクがあるのか、詳しく確認していきましょう。

ハロウィンイベントやレクリエーションの進め方

日本でも2000年頃から若い世代を中心にハロウィンイベントが開催されていますが、利用者さんにはなじみがない可能性もあります。その状態でハロウィンイベントをしても、ピンとこない利用者さんもおり楽しめないかもしれません。ハロウィンイベントをする前に、ハロウィンとは何かを紹介する時間を設けておくのがおすすめです。

ジャック・オー・ランタンを見せたり、「トリックオアトリート!」という言葉の意味を紹介したりと、ハロウィンがどのようなものなのか解説。実演してみるのもいいかもしれません。ハロウィンといえばかぼちゃが多用されることが多いため、かぼちゃを使う由来など、ハロウィンにまつわる豆知識を伝えるのもおすすめです。

海外ではクリスマスツリーにハロウィンの飾りつけをして、ハロウィンツリーとして飾ることも多いよう。ジャック・オー・ランタンやおばけを飾ったり、黒やオレンジなどハロウィンカラーを取り入れたりと、飾り方は自由です。飾り付けは100円ショップなどでも購入可能。ツリーのてっぺんには魔女の帽子やオレンジ色のリボンをあしらい、アクセントにするのもいいでしょう。普段よりも少し早めにツリーを出し、ハロウィン仕様に飾りつけしてみるのもおすすめです。

介護施設におすすめのハロウィンレクリエーション

どんなハロウィンレクリエーションを取り入れるか悩んだら、以下のようなレクリエーションはいかがでしょうか。

折り紙でジャック・オー・ランタン作り

ハロウィン前には折り紙でジャック・オー・ランタン作り!利用者さんに作ってもらったジャック・オー・ランタンで壁面を飾ると、それだけで楽しい雰囲気になるでしょう。それ以外にもおばけやクモの巣、こうもりなど、ハロウィンらしいモチーフはたくさんあります。モビールとして吊るしてみるのもおすすめです。

仮装してもらう

ハロウィンと言えばやっぱり仮装!ハロウィンイベントの日は、利用者さんに仮装してもらうのもいいでしょう。仮装は手の込んだものでなくても非日常感を出すことができます。魔女の仮装なら、黒いビニール袋を広げてマントにし、帽子と杖を持ってもらうだけと簡単です。同じマントで男性の利用者さんはドラキュラに仮装してもらうのもいいですね。最近は100円ショップでも仮装アイテムが販売されており、気軽に購入することができます。

早着替え仮装ゲーム

ただ仮装してもらうだけでも楽しいですが、ゲーム性を取り入れてみるのもおすすめです。いくつかの仮装アイテムと仮装する内容が書かれたくじを準備。レク当日は利用者さんにくじを引いてもらい、書いてある仮装に早く着替えることができたら勝ちです。人数が多いとより盛り上がるでしょう。

目玉運びリレー

ピンポン玉とスプーンで玉運びリレーをしたことのある施設も多いのではないでしょうか。ピンポン玉を目玉に見立てるだけでもハロウィンの雰囲気を味わうことができますよ。ピンポン玉に油性ペンで絵を書いても、消毒用エタノールで拭けば落とすことができます。あとはチームごとにどちらが早くピンポン玉をゴールまで運べるかを競います。仮装をしてやるとよりハロウィン感が出せるかもしれません。

ジャック・オー・ランタンで福笑い

お正月の定番、福笑いも多くの施設で取り入れている人気レクのひとつです。福笑いをジャック・オー・ランタンデザインにし、ハロウィン仕様にするのもいいでしょう。福笑いはスタッフが用意するのもいいですが、工作レクをして、そのあと目隠しをして顔を完成させると、二度楽しむことができます。

かぼちゃでボーリング

ボーリングのピンに見立てる空のペットボトルにハロウィンらしいモチーフを貼り付けるだけで、ハロウィン感を演出。トイレットペーパーをグルグル巻きにして、ミイラにするのもいいでしょう。ボールをジャック・オー・ランタンにすると、より雰囲気を出せます。事前に利用者さんにピンを作ってもらえば、レクの楽しさも倍増です。

ハロウィンクイズ

なじみが薄い利用者さんに向け、クイズを出してハロウィンについて知ってもらう機会にするのもいいでしょう。ハロウィンに仮装する理由や、テーマカラーであるオレンジと黒の理由などといった豆知識を理解すれば、ハロウィンが楽しくなるかもしれません。クイズに正解した利用者さんへの景品は、ハロウィンにちなんでお菓子にするのもおすすめです。

ハロウィン釣りゲーム

ハロウィン釣りゲームは、ハロウィンのモチーフを釣り竿で釣り上げるゲームです。まずは画用紙で作ったハロウィンモチーフに、マグネットシートを貼りつけます。釣り竿は割りばしなどの棒に紐を付け、紐の先にクリップを取り付けましょう。ビニールテープを床に貼って池に見立てて、そこにハロウィンモチーフをランダムに置いて準備完了。釣り竿でモチーフを釣り上げていきましょう。モチーフに点数を書いておき、利用者さん同士で点数を争っても楽しいかもしれません。また、釣り上げるモチーフをハロウィンにちなんだお面や帽子、こうもりの羽など、実際に身に着けることができる物にしてもいいでしょう。利用者さん自身が釣り上げたアイテムを身に着け、そのまま食事やハロウィンパーティーをするときっと盛り上がりますよ。

ハロウィン風船バレー

風船バレーをハロウィン風にアレンジして行うのもおすすめ!風船バレーは2チームに分かれ、制限時間内に10個ほどの風船を相手の陣地に多く送ったチームが勝ち、というゲームです。スタートの掛け声を合図に、相手チームの陣地へ風船を送ってください。手で打っても、うちわを使って風で送ってもいいでしょう。利用者さんがやりやすい方を選んでくださいね。風船をオレンジや黒いものにして、うちわにおばけやかぼちゃ、魔女などの絵を描いたりシールを貼ったりすれば、ハロウィンの雰囲気を味わえるでしょう。

ハロウィン輪投げ

ハロウィンにちなんだアイテムを使って行う輪投げゲームです。魔女の帽子や大きなかぼちゃを的にして、輪っかを投げ入れましょう。魔女の帽子は、ハロウィンシーズンになると100均などで手に入ります。大きなかぼちゃを的にすればハロウィンらしさ満点!用意が難しい場合は、倒れないよう水を入れたペットボトルに画用紙などでイラストを貼り付けて的を作るのもおすすめです。輪っかは、新聞紙などにビニールテープを巻いて作るとコストを抑えられますよ。点数を付けて遊んだり、入った的に書いてあるプレゼントを渡すルールにしたり、いろいろな楽しみ方で遊んでみてください。

ハロウィンレクも介護施設の定番イベントに!

今回は介護施設におすすめのハロウィンレクリエーションについて解説しました。利用者さんになじみの薄いハロウィンですが、工夫次第で楽しみ方も広がるでしょう。普段なかなかしない仮装やハロウィンという新しい知識に、脳が刺激される可能性もあります。ハロウィンレクをぜひ介護施設の定番イベントに加えてみてください。

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