介護施設で喜ばれる!ハロウィンかぼちゃスイーツレシピおすすめ8選

毎年10月頃になると、街中がハロウィンの雰囲気になってきます。本来はキリスト教のイベントですが、仮装やかぼちゃランタンのジャック・オー・ランタンなどは宗教に関係なく馴染みのあるものですよね。介護施設でもハロウィンイベントを取り入れているケースは増えてきており、高齢者へのメリットもあるそう。ここでは、介護施設で出すと喜ばれるかぼちゃスイーツレシピをご紹介します。おやつはもちろん、レクリエーション活動の参考にしてみてください。

ハロウィンを開催する目的は?

介護施設でのハロウィンイベントは、脳の活性化や体への刺激になるといわれています。ハロウィンは年に一度のイベントで、非日常体験。マンネリ化しがちな毎日の生活に良い刺激をもたらして気持ちが明るくなるだけでなく、認知症の予防にも役立ちます。利用者さんの状況に合わせ、いっしょにおやつ手作りレクリエーションも取り入れるとさらに楽しめ、五感に刺激を与えてくれます。
ただし、ハロウィンを知らない利用者さんも多い可能性があるため、注意が必要です。もしハロウィンイベントを開催するのであれば、十分な説明を行ってから行うようにしましょう

ハロウィンの仮装などは高齢者にとってハードルが高いですが、おやつで味わうなら手軽で取り入れやすいのでおすすめです。ここからは、高齢者も食べやすいハロウィンスイーツレシピを紹介していきます。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ1】かぼちゃ茶巾

見た目もかわいく食べやすい茶巾のレシピです。

<材料/2個分>
かぼちゃ 1/8個
A:砂糖 大さじ1強
A:無塩バター 5グラム
A:バニラエッセンス 2~3滴

<作り方>
1.かぼちゃのワタをスプーンなどで取り除き、耐熱皿にのせてラップをかけて加熱します。目安は500ワットの電子レンジで約4分です。
2.1の粗熱が取れたら、皮の部分をすべて包丁でカットしてください。カットした皮の部分で、かぼちゃの目・鼻・口のパーツを作りましょう。
3.ボウルに2のかぼちゃの黄色い部分のみ入れ、Aを加えてマッシャーでつぶします。
4.3を2等分し、それぞれをラップで包んで2つの茶巾を作ります。
5.2で作った顔のパーツをつけたら完成です。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ2】かぼちゃのホットケーキ

作りやすく万人受けしやすいホットケーキも、少しの工夫でハロウィン風スイーツに早変わりします。生クリームを使用しますが、カロリーが気になる場合は植物性のものや豆乳クリームを選んでみてください。

<材料/3枚分>
ホットケーキミックス 150グラム
卵 1個
牛乳または水 100ミリリットル
生クリーム お好みの量
砂糖 生クリーム量に合わせて(目安は生クリーム100ミリリットルに対し砂糖6グラム)
みかんの缶詰 1缶
デコペン 1本

<作り方>
1.ボウルに卵と牛乳または水を入れ、泡だて器でよく混ぜます。よく混ざったら、ホットケーキミックスを加えて軽く混ぜ合わせてください。
2.フライパンを熱したら一度ぬれ布巾の上に置き、少し冷まします。1の生地の1/3量を高さ30センチくらいのところから流し入れ、弱火で3分ほど焼きましょう。このとき生地をかぼちゃの形にすると、よりハロウィンらしさが出るのでおすすめです。
3.生地に小さな泡が出てきたら、一気に裏返してさらに弱火で2分焼きます。残りの生地も2回に分けて、同様に焼いてください。
4.ボウルに生クリームと砂糖を加えて混ぜ合わせ、ホイップクリームを作ります。
5.ホットケーキの上にデコペンでかぼちゃの顔を描き、顔のまわりにホイップクリームを添え、上にみかんをのせたら完成です。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ3】かぼちゃのプリン

つるんとした食感のプリンは利用者さんを問わず食べやすく、一度に多くの量が作れます。オーブンを使って蒸し焼きにするレシピです。

<材料/20個分>
かぼちゃ 600グラム
生クリーム 120ミリリットル
卵 4個
牛乳 480ミリリットル
砂糖 80グラム
ココアパウダー 適量

<作り方>
1.かぼちゃの皮を剥き、適当なサイズにカットしてやわらかくなるまで茹でます。また、オーブンを150℃に予熱開始してください。
2.1のかぼちゃを裏ごしし、生クリームを加えます。ペースト状になるまでよく混ぜ合わせてください。
3.鍋に牛乳と砂糖を入れ、60℃くらいに熱して砂糖を溶かします。
4.3に少しずつ卵を加えて混ぜ合わせていきます。このとき混ぜ過ぎるとプリンにスが入るため、混ぜ過ぎには注意しましょう。
5.4に2を加えて混ぜ合わせ、プリン型に流し込んでいきます。
6.天板に5を並べたら、プリン型の8分目までお湯を注ぎ入れます。
7.6にアルミホイルで蓋をして、予熱したオーブンで30分焼きましょう。焼けたら一度取り出してプリン型を揺らし、表面全体が揺れていればちょうど良い焼き加減です。中心のみ揺れるようであれば、もう少し焼いてください。
8.クッキングペーパーにプリンの型のサイズより2周りくらい小さな円を描き、中にかぼちゃの目・鼻・口のパーツを描いたら、顔のパーツを切り抜きます。
9.7のプリンに8をかぶせてココアパウダーをふりかけ、かぼちゃの顔が描けたら完成です。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ4】かぼちゃのマフィン

手で食べやすいマフィンも一度に複数個作れるのでおすすめです。ホットケーキミックスを使った簡単なレシピです。

<材料/6個分>
かぼちゃ 正味150グラム
A:卵 1個
A:砂糖 大さじ3
A:牛乳 70ミリリットル
A:サラダ油 60グラム
ホットケーキミックス 150グラム

<作り方>
1.オーブンを180度に予熱しはじめます。
2.かぼちゃの皮とワタを取り除き、150グラム計量します。3センチサイズにカットしたら耐熱ボウルに入れて、ふんわりとラップをかけ、500ワットのレンジで約5分加熱してください。
3.2が熱いうちにマッシャーでつぶして粗熱を取ったらAを加えてよく混ぜ、さらにホットケーキミックスを加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜていきます。
4.マフィンカップに注ぎ入れ、予熱したオーブンで20分焼いたら完成です。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ5】かぼちゃのフレンチトースト

見た目もおしゃれなフレンチトーストは、おやつにも朝ごはんにもおすすめのメニューです。フランスパンだと食べづらいという利用者さんには、食パンで代用してみてください。かぼちゃのほんのりとやさしい甘みが美味しいフレンチトーストです。

<材料/4枚分>
かぼちゃ 150グラム
フランスパン(厚さ4センチ) 4枚バター 20グラム
A:牛乳 300ミリリットル
A:卵 2個
A:砂糖 50グラム
ハチミツ 適量
生クリーム 適量
ミント 適量

<作り方>
1.かぼちゃの種とワタを取り除き、フランスパンは厚さ4センチにカットしておきます。
2.かぼちゃの皮をむいて、1センチくらいの薄切りにしましょう。切ったかぼちゃを耐熱ボウルに入れてラップをし、600ワットの電子レンジで約3分、火が通るまで加熱します。
3.かぼちゃに火が通ったら、ペースト状になるようにつぶして粗熱を取ってください。
4.粗熱が取れたかぼちゃに、Aを加え混ぜ合わせましょう。
5.4をバットに移し替え、フランスパンを浸します。途中で裏表をひっくり返しながら約20~30分浸し、全体に液を染み込ませましょう。
6.フライパンにバターを入れて弱火で熱し、5を並べて両面にこんがりと焼き色がつくまで焼いてください。
7.お皿に盛り、ハチミツ・生クリーム・ミントをお好みでトッピングすると完成です。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ6】かぼちゃ白玉

つるっと食べられる、かぼちゃの白玉レシピです。お好みでみたらしやあんこをトッピングするのもおすすめ。小さく丸めて作れば、高齢者も負担なく食べられるでしょう。介護スタッフは、水分をとりながら急がずゆっくりと食べるよう利用者さんに声かけしてくださいね。

<材料/4人分>
かぼちゃ 100グラム
白玉粉 100グラム
牛乳 70~100ミリリットル

<作り方>
1.かぼちゃの種とワタを取り除き、皮を剥いて一口大に切っておきます。
2.かぼちゃを耐熱容器に入れ、ラップをして600ワットの電子レンジで約4分加熱してください。加熱したら、熱いうちにかぼちゃをつぶしましょう。
3.2に白玉粉を加えて混ぜます。牛乳を少しずつ加えながら、やわらかくなるまでこねてください。(耳たぶくらいのやわらかさ)
4.3を一口大ずつ取って丸め、くぼみをつけます。
5.鍋にお湯を沸かし、4を入れて約2~3分、白玉が浮き上がってくるのを目安にしてゆでましょう。
6.ゆで上がったら冷水にとって冷まし、お皿に盛り付けて完成です。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ7】かぼちゃのようかん

かぼちゃの甘さがやさしい、ようかんのレシピを紹介します。口当たりのいいようかんは、高齢者に人気の和菓子のひとつ。シンプルな材料で、素朴な味のデザートが作れます。

<材料/1人分>
つぶしたかぼちゃ 40グラム
塩 ひとつまみ
A:水 20ミリリットル
A:粉寒天 0.8グラム
B:砂糖 8グラム
B:牛乳 20ミリリット

<作り方>
1.種とワタを取り除いたかぼちゃを蒸し、皮を取り除きます。かぼちゃをつぶし、裏ごしして塩を合わせておきましょう。
2.鍋にAを入れて煮溶かしてください。沸騰後約1分加熱し、Bを入れます。このとき、砂糖→牛乳の順に入れましょう。
3.2に1のかぼちゃを入れて、混ぜ合わせます。
4.用意した型に生地を流し入れ、荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固めてください。固まったら包丁で好きな形にカットして、できあがりです。

【おすすめかぼちゃスイーツレシピ8】かぼちゃのごま団子

油を使わずに作る、ごま団子のレシピです。油を使わない分、スタッフは簡単に作ることができますよ。カロリーも揚げるより大幅にカットできるので、利用者さんは負担なく食べられるでしょう。

<材料/1人分>
かぼちゃ 50グラム
砂糖 大さじ2強
片栗粉 大さじ1
白ごま 小さじ2

<作り方>
1.種とワタを取り除き、皮を剥いたかぼちゃを約1センチの厚さに切ります。
2.1を耐熱容器に入れてラップをかけ、500ワットの電子レンジで約2分加熱してください。
3.やわらかくなったかぼちゃを熱いうちにつぶし、砂糖と片栗粉を入れてよく混ぜます。
4.全体がまとまってきたら生地を5等分にして丸め、白ごまをまぶしてください。生地を丸めるときは、火傷しないよう注意しましょう。
5.アルミを敷いたトレイの上に4で作った団子を並べ、全体的に焼き色が付くまでトースターで焼いたら完成です。

かぼちゃスイーツで手軽にハロウィンを味わおう

かぼちゃを混ぜ込んだりデザインに取り入れたりしたスイーツなら、簡単に作れるためおすすめです。調理スタッフが作って振る舞うだけでも十分楽しめますが、利用者さんの状況に応じておやつ作りレクリエーションを取り入れるとさらに盛り上がるでしょう。ぜひ今度のハロウィンにはかぼちゃスイーツを作ってハロウィンを味わってみてください。

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