七夕レクリエーションを高齢者の方と楽しもう!おすすめレク4選

7月7日の七夕は、夏の風物詩として古くから日本で親しまれている行事です。子供の頃に、短冊や七夕飾りなどを準備した方もいるでしょう。7月はそんな七夕レクリエーションで、高齢者の皆さんと交流が深められる時期です。そこで今回は、7月におすすめの七夕レクリエーションを4つご紹介していきます。高齢者の皆さんとぜひ一緒に楽しんでみてくださいね。

機能訓練もかねて提案を「七夕飾り製作」

短冊や手作りの飾りで笹を彩っていく「七夕飾り製作」は、季節感のあるおすすめの七夕レクリエーションです。しかし、参加される高齢者の方によっては、幼稚な提案だと感じ賛同いただけない可能性があります。そのため、伝え方にひと工夫することが大切です。

たとえば「左手を上手く使いながら、鶴を折ってみましょう」「短冊のこよりを、右手を使って作っていただけますか?」など、機能訓練をかねて提案します。すると、リハビリの一環として七夕レクリエーションに参加しやすい高齢者の方もでてくるでしょう。

また、七夕飾りにはそれぞれ意味が込められています。病気や災いの身代わりになってくれる紙衣(かみこ)や長寿を願う鶴、金運アップの願いが込められた巾着など意味を知ると見え方が変わることもあるかもしれません。せっかくの機会ですので、学びや達成感のあるレクリエーションにできるよう工夫してみましょう。

涼を感じさせる「七夕ゼリーづくり」

7月14日、七夕の1週間後にあたるこの日は、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合制定のゼリーの日です。そこで、七夕レクリエーションの1つに「七夕ゼリーづくり」を加えてみてはいかがでしょうか?ゼリーは食欲が低下しやすい夏にもぴったりで、飲み込みやすいため高齢者にもおすすめのおやつです。

七夕らしさを加えるなら、100円均一などで販売されているステンレス製の抜型で果物を星形にしてもよいでしょう。また、かき氷シロップのブルーハワイを使えば、ゼリーを爽やかな青に色付けすることもできます。七夕の雰囲気を加えたゼリーを、利用者さんと美味しく召し上がってみてはいかがでしょうか。

意外と知らないことも多い?「七夕クイズ」

子供の頃から何度も経験している七夕ですが、実は意外と知られていないことも多いようです。そこで、七夕レクリエーションではそんな豆知識を「七夕クイズ」として出題し、高齢者の方と盛り上がってみましょう。

【出題例】

Q.織姫と彦星は実は恋人ではありません。では、2人はどんな関係でしょうか?

1. 元恋人
2. 血のつながっていない兄弟
3. 夫婦

A.3.夫婦
恋人のイメージが強いですが、2人は夫婦です。結婚後仕事をしなくなったため、天の神様に引き離されたといわれています。

Q.七夕はベトナムでも行われる行事です。日本では織姫と彦星が会うために天の川に橋を架ける鳥はカササギといわれますが、ベトナムでは違う鳥が天の川に橋を架けると伝えられています。それはどの鳥でしょうか?

1. クジャク
2. カラス
3. タカ

A.2.カラス
ゴミを荒らしたり、人を襲ったりとあまりよいイメージではないカラスですが、ベトナムではカラスが天の川に橋を架けるといわれています。

天の川の星を釣る!?「七夕星釣りゲーム」

七夕といえば、織姫と彦星をつなぐ天の川をイメージする方も多いでしょう。天の川は、無数の惑星や恒星などが集まった銀河の一部で、およそ2000億個の星でできているといわれています。

そこで、七夕レクリエーションでは天の川の星をイメージしたゲームをしてみるのもおすすめです。例えば「七夕星釣りゲーム」と題し、紙やダンボールで作った星にクリップをつけ、磁石を貼りつけた釣り竿で高齢者の方に釣り上げてもらいましょう。

個人やチームで釣り上げた星の数を競って盛り上がるのも、楽しいかもしれません。発想次第で広がりが出やすいゲームのため、利用者さんのツボを押さえた工夫を加えてみてはいかがでしょうか。

七夕レクリエーションは高齢者の方への伝え方も大切!

子供の頃からなじみの深い七夕は、多くの方が季節感を味わいやすい行事です。しかし、七夕飾り製作は人によって幼稚であると捉える可能性もあります。そのため、七夕レクリエーションを盛り上げるには、高齢者への伝え方も重要です。多くの利用者さんが楽しめるよう言葉でのひと工夫も忘れずに、七夕レクリエーションを企画してみてはいかがでしょうか。

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