【老人ホーム】夏のおやつ8選!ひんやりスイーツで高齢者さんを笑顔に

老人ホームの夏のおやつタイムにおすすめのスイーツを8つ紹介します。
暑い夏は、冷たくてのど越しの良いおやつが恋しくなりますが、高齢者の方に提供する際は注意するべき点も。
老人ホームでおやつを提供する目的や注意点を踏まえながら、夏のおやつについての知識を深めましょう。
老人ホームの夏のおやつレクのアイデアをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

老人ホームでおやつを提供する目的は?

老人ホームでおやつを提供する目的は、おもに以下の3つです。

【目的1】栄養補給

おやつを食べると、不足しがちな栄養素を補い、低栄養状態を防げます
高齢者は、低栄養状態になるリスクが高いため、おやつで栄養を補いましょう。

【目的2】水分補給

年齢を重ねると、のどの渇きを感じにくくなり、水分が不足しがちに。また、身体機能の低下や薬の副作用によっても水分不足になりやすくなります。特に夏場は水分が不足しやすい時期。おやつでも、水分を補給したいですね。

【目的3】コミュニケーション

おやつタイムは、老人ホームの利用者さん同士、スタッフとのコミュニケーションの機会になります。ほかの人と美味しさや楽しさを分かち合うと、孤独感が緩和され、脳の活性化にもつながるのだそう。

ここからは、老人ホームで夏におすすめのおやつをご紹介していきます!

老人ホームで夏におすすめのおやつ1「スイカ寒天」

夏のくだものといえばスイカ!そのままカットして提供するのはもちろんですが、ゼリーや寒天にすれば、嚥下しやすくなります。寒天を使えば、たっぷりの食物繊維で整腸作用や血糖値上昇の抑制も期待できるでしょう。
製菓用の抹茶を使えば、本物のスイカのような色合いを再現できますよ。

老人ホームで夏におすすめのおやつ2「水ようかん」

あんこの甘さとひんやりしたのど越し…水ようかんは、夏の風物詩のイメージがありますが、もともとはお正月のおせち料理だったそうです。福井県や栃木県などでは、水ようかんを冬に食べる習慣が残っています。水ようかんを提供する際は、豆知識として利用者さんにお話ししてみてくださいね。

老人ホームで夏におすすめのおやつ3「フルーツポンチ」

サイダーやシロップに、カットしたフルーツを入れたフルーツポンチは、見た目が涼し気かつ華やか。夏のおやつにぴったりです。おやつレクに取り入れるなら、サイダーを使ってあっと驚く演出を仕掛けてみましょう。サイダーにラムネを数粒入れるとまるで噴水のように泡があふれるので、視覚にも楽しめますよ。

老人ホームで夏におすすめのおやつ4「かき氷」

夏のおやつといえば、かき氷も外せません。削った氷にお好みのシロップをかける定番の楽しみ方以外にも、凍らせたくだものやフルーツジュースを削るのもおすすめ。今話題のハーブティー「バタフライピー」を使えば、色の変わるかき氷も!老人ホームの利用者さんも驚くこと間違いなしです。わざわざお茶を淹れなくても、そのまま使えるシロップも販売されていますよ。

老人ホームで夏におすすめのおやつ5「アメリカンドッグ」

夏のおやつといえば、ひんやりスイーツや甘味のイメージが強いですが、最後はちょっと違った一品をご紹介。お祭りの屋台の定番・アメリカンドッグも、ホットケーキミックスを使えば、簡単に手作りできるんです。ミニサイズなら、おやつタイムにもぴったり。揚げたての美味しさを分かち合いましょう。

老人ホームで夏におすすめのおやつ6「オレンジゼリー」

オレンジジュースを使って簡単にできる、ゼリーのレシピを紹介します。さっぱりとした味わいとプルプル滑らかな食感で、暑い日も爽やかな気分になるでしょう。ゼリーには水分がたくさん含まれているので、脱水や夏バテ予防にもぴったり!約2倍の量のジュースを使えば、ストローで飲めるゼリー飲料にもなります。オレンジ以外にも、ジュースがあればいろいろな味のゼリーが作れますよ。利用者さんそれぞれの好みのゼリーを、アレンジして作るのもおすすめです。

老人ホームで夏におすすめのおやつ7「牛乳アイス」

アイスクリームも簡単に手作りできます。今回紹介するレシピは牛乳・砂糖・卵のたった3つの材料で作っているので、手軽に挑戦できるのではないでしょうか。牛乳アイスなら、乳成分由来のカルシウムやタンパク質が簡単に摂れるので、食欲がないときの栄養補給にも最適です。シンプルな牛乳アイスなので、利用者さんにさまざまなトッピングを楽しんでもらうのもよいでしょう。チョコレートソースやフルーツソース、あんこなどもおすすめ。自分流のアイスを完成させることで、きっと楽しいおやつの時間になりますよ。ただし、アイスのように冷たいものは食べすぎると胃や腸を冷やしてしまい、体温調整ができなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。適度な量を利用者さんに食べてもらいましょう。

老人ホームで夏におすすめのおやつ8「きゅうりの一本漬け」

お祭りの屋台で見かけるきゅうりの一本漬け。冷えたきゅうりは食欲がなくても食べやすく、水分や塩分が摂れるので熱中症予防も期待できます。短いサイズのものを作ったり、鷹の爪の量を調整したりして、食べやすいように工夫するとよいでしょう。ただし、利用者さんが串でケガをしないよう、スタッフは注意が必要です。食べにくいようなら、串に刺さずきゅうりを切って提供するのもおすすめ。完成したきゅうりの一本漬けを氷の上に並べると、夏祭り気分も味わえますよ。

老人ホームでひんやりおやつを提供する際の注意点は?

老人ホームで冷たいおやつを提供する際は、以下の3つのポイントに気を付けましょう。

【注意点1】嚥下能力に配慮する

利用者さんによって嚥下能力が異なる場合は、一人ひとりに合わせた硬さのおやつを用意し、食べるときの姿勢にも注意しましょう。ゼリー状・ムース状のものは比較的嚥下しやすいとされています。

【注意点2】おやつの時間に配慮する

おやつを提供する時間は、昼食にも夕食にも影響の少ない14時〜15時頃がよいでしょう。特に高齢者の場合、おやつで満腹になると、夕食が食べきれなくなり、かえって栄養不足を引き起こしてしまうからです。

【注意点3】量やカロリーに配慮する

おやつから摂取するカロリー量の目安は、1日に必要なエネルギーの約1割。100〜200kcal程度とされています。また、冷たいものの摂りすぎは内臓が冷え、夏バテを招くことも。おやつの摂りすぎには気を付けましょう。

老人ホームのおやつは季節感も大切!冷たいスイーツの食べ過ぎには要注意

暑い夏、老人ホームで出すのにぴったりなひんやりおやつを8種類紹介しました。
老人ホームのレクリエーションの目的のひとつは、利用者さんに季節感を味わっていただくこと。おやつレクを行う際も、季節感を大切にしましょう。
時期に合ったおやつは、老人ホームの利用者さんをきっと笑顔にしてくれるはず。
ただし、冷たいものの食べ過ぎは身体によくありませんので、提供する量には気を付けたいですね。

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