介護職の退職理由はどう書く?ランキングや転職時の面接対応も!

介護職での転職を考えている方にとって、履歴書への退職理由の書き方は悩みやすいポイント。「どこまで伝えていいの?」「どんな表現なら好感度が下がらない?」など、さまざまな疑問があることでしょう。そこで、介護職の退職理由として多く挙げられる項目をランキング順にご紹介し、履歴書や面接で印象良く伝えるコツを解説していきます。介護職での転職を視野に入れている方はぜひご覧ください。

介護職の退職理由ランキングをチェック

介護職を離職、転職している方は、どのような退職理由で前職を離れているのでしょうか。介護職の退職理由を、公益財団法人介護労働安定センターが2022年に発表した「令和3年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査(労働者調査)」http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2022r01_chousa_kekka_gaiyou_0822.pdf)をもとに、ランキング順にご紹介していきましょう。

介護職の退職理由ランキング

調査結果を参考に、介護職の退職理由として多い順から発表すると、以下のようなランキングになります。

<介護職の退職理由ランキング>
1位:職場の人間関係
2位:結婚・妊娠・出産・育児のため
3位:自分の将来の見込みが立たない
4位:収入が少ない
5位:ほかに良い職場や仕事が見つかった

参考:公益財団法人介護労働安定センター「令和3年度介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査(労働者調査)」
http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2022r01_chousa_kekka_gaiyou_0822.pdf

介護職で転職を考えていて、これらの退職理由に心当たりがある、という方は多いかもしれません。

介護職の退職理由で多いのは「人間関係」

調査によると、介護職を退職した方の多くが人間関係を理由に挙げています。この結果から、介護職において上司や同僚、施設利用者さんとの円滑なコミュニケーションがどれほど大切であるかが分かるでしょう。

調査結果によると、ライフスタイルの変化により退職した方は、男性より女性の介護職従事者が多く占めていました。将来の見込みが立たない・収入が少ない・より良い条件の職場が見つかった、といった理由を挙げた方は、女性より男性の介護職従事者において多い傾向があります。

履歴書に介護職の退職理由はどう書いたらいいの?

介護職の転職で、履歴書を書く際に悩みの種となりやすいのが、前職の退職理由の書き方ではないでしょうか。嘘の記載は好ましくありませんが、ありのまま記載すると悪い印象が残ってしまう場合があります

そこでおさえておきたいのが、履歴書に前職の退職理由を書く際のコツです。前項で取り上げた介護職の退職理由ランキングの事柄を例に、退職理由をどのように表現すれば良い印象となるか、考えていきましょう。

履歴書に退職理由を書く際のコツ

履歴書に退職理由を書く際のコツは、前向きな印象を残すことです。採用担当が転職者の前職の退職理由に注目する理由はおもに3つあります。

<採用担当が前職の退職理由に注目する理由>

  • 仕事を長く続けてくれるか判断するため
  • 本人のモチベーションを知るため
  • 職場との相性を判断するため

退職理由はこれらの項目の判断材料となります。そのため、ネガティブな内容となりやすい介護職の退職理由をポジティブな表現に変換する・努力したうえで解決できなかった事実を伝える、といったことが大切です。新しい職場へ前向きな姿勢であることをアピールすることが転職成功へのカギとなります。

こんなときはこう書く!表現の例をご紹介

介護職の退職理由として多く挙げられる人間関係・収入・業務についての事柄は、履歴書では以下のような表現をしてみましょう。

<退職理由のポジティブ変換例>

  • 人間関係が問題で辞めた…「チームワークを大切にして働ける職場に就職したい」「利用者さんとの接し方を見直したい」など
  • 待遇面が合わなくて辞めた…「同僚と切磋琢磨して努力したが、人手不足で休日が少なく体調を崩しそうだった」「働きに見合った評価をしてもらえる職場で働きたい」など
  • 業務内容が合わなくて辞めた…「よりやりがいのある業務に就きたい」「職務を通して自分を成長させたい」「前職では勉強できる機会が少なかったので、研修制度が整った職場でスキルアップを目指しながら働きたい」など
  • 経営理念や方針が合わなくて辞めた…「理念に共感できる職場で働きたい」など

このように、問題解決に向けて取り組んでいたことや、やる気があることを伝え、転職後にどのような心持ちで働きたいかを表現するような言葉を選んで記載すると、前向きな印象となります。トラブルや不満などについては、細かく伝え過ぎないこともポイントです。

転職時の面接で退職理由を聞かれたときの返答のコツ

面接では、会話の流れによって、より踏み込んで介護職の退職理由について聞かれることもあるでしょう。そういったときの対応のポイントを2つお伝えします。

【コツ1】真摯な態度で答えよう

面接では隠しごとや嘘は避け、真摯な態度で会話をしましょう。例えば、事実ではないのに「家族の体調不良にともない退職した」などと偽りを伝えるのは良くありません。採用担当者は多くの就職希望者を見てきているため、嘘を見抜くことに長けているケースがほとんどです。面接でうまく嘘を通せたとしても、働き始めて、嘘がばれてしまうこともあります。

また、面接時に前の職場の悪口を伝えるのも避けたいところ。「採用後にうちの職場についても外で悪口を言うのかな」「職場のせいにして責任感がない」など、悪い印象を与えかねません。面接で退職理由を説明する際はぜひ誠実な態度で、ネガティブな内容になりすぎないよう気を配りましょう。

【コツ2】目標や未来への展望にからめて話そう

退職理由を伝える際は、具体的な目標や未来への展望も含めて伝えられるとやる気が伝わります。「前職では専門性の高い研修がなかったので、転職したら研修を受けながら○○の資格を取得したいです」「職務を通して自分を成長させたいと思い、前職を退職しました。転職したら○○のスキルを習得したいです」といった表現をするなどです。

前職の退職理由につなげて採用後の展望を伝えられると、長く働きたい意志や、モチベーションが伝わるでしょう。

介護職の退職理由を書く際は前向きな表現で!

介護職の退職理由のランキングを見ると、人間関係や将来の展望、待遇面に不満や不安を抱えて離職する例が多いことが分かりました。しかし、転職時にありのままを履歴書へ記載するのはおすすめできません。偽りなく伝えることは大切ですが、ネガティブな印象を残すのは避けたいところ。退職理由は前向きな表現に変換して伝えることがポイントです。介護職での転職を考えている方は、ぜひご紹介した例を参考にしてください。

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