【採用担当向け】介護施設の求人は書き方が9割?求職者に刺さるポイント

介護スタッフの確保は介護施設にとって重要事項です。しかし、「求人を出しても応募がない……」そうお嘆きの介護施設も多いよう。その理由は介護職への求職者が不足しているからではなく、求人情報の書き方が原因かもしれません。求人情報は、求職者にとって、施設の第一印象を決めるものです。働きたいと思える魅力的な情報でなければ、なかなか応募につながらないでしょう。そこで今回は、応募してもらうための介護施設の求人情報の書き方について詳しく解説します。

応募につなげる求人情報作成のポイント

求人情報作成のポイントを、ステップに沿って解説していきます。

ターゲットを明確にする

「介護施設で働きたい方」などのようにターゲットが広いと、当たり障りのない内容になってしまいます。求人情報で意識したいのは、「私にぴったりの求人!」と思ってもらえる内容にすることです。

まずは、年齢層や生活スタイル、介護資格や経験の有無など、欲しい人材の人物像を考えてみましょう。経験者なのか、介護未経験の若い世代なのか、子育てを終えた主婦層なのかにより、いいなと思うポイントは異なるはず。ターゲットが決まれば、アピールポイントも定まりやすくなります。

職種名や施設形態、仕事内容は具体的に示す

職種名や施設形態、仕事内容は、働くうえで重要な項目です。介護職の働き方は施設形態や資格の有無によっても異なるはず。働くイメージができるよう、わかりやすく表現するようにしましょう。

未経験者がターゲットであれば専門用語はできるだけ使わず具体的に。介護施設で働いた経験がなくても仕事内容がイメージできるのがベストです。反対にターゲットを経験者に絞るのであれば、必要な知識や経験を明示し、よりターゲットを狭めるのもいいかもしれません。

施設で働くメリットを示す

「ここで働きたい」と思ってもらうために、施設で働くメリットを示す必要があります。切り口は企業・職場・仕事内容・雇用条件の4つ。

  • 企業…企業のブランド力や経営状況など
  • 職場…環境、働く方、雰囲気など
  • 仕事内容…働く内容、キャリアアップなど
  • 雇用条件…収入、シフト、福利厚生など

都合に合わせて休みが取れる、大きい企業のグループ会社だから安心して働けるなど、それぞれの切り口に当てはめて職場の魅力をピックアップしてみましょう。

ターゲットに寄り添った求人情報にまとめる

ターゲットを絞りアピールポイントをピックアップしたら、それをもとに求人情報としてまとめていきましょう。気になりそうな情報を盛り込んだり、ネガティブなイメージを払拭できそうな内容にしたりと、ターゲットに寄り添った求人情報にすることが大切です。ブランクありOK、研修あり、日勤のみなど、ターゲットが仕事を探すときに検索しそうなキーワードを盛り込むと、チェックしてもらいやすくなるかもしれません。

また、情報にリアリティがあると、自分が働くイメージがつきやすくなります。具体的な数字や実績を入れたり、実際に働いているスタッフの声を加えたりすると効果的。写真や動画を活用すると、職場の雰囲気をより伝えやすくなります。

求人情報を掲示する媒体もターゲットに合わせよう

どんなにいい求人情報でもそれが求職者の目に留まらなければ意味がありません。求人情報を掲示する媒体の選び方も大切です。さまざまな仕事の求人が掲載された求人サイトや介護に特化した転職サービス、ハローワークなど求人媒体はさまざま。ターゲットの人物像がどんな方法で仕事探しをするのか考えて、適した媒体を選ぶ必要があります。

若い人材を求めているなら、SNSを活用するのもひとつの方法です。InstagramやTwitterなど施設のSNSアカウントがあるなら、採用情報についても投稿するのも効果的。施設のリアルな雰囲気を求職者に届けることができ、うまく活用できれば応募にもつながります。

働きたいと思ってもらえる求人情報にアップデート!

数ある施設の中から求職者の目に留まるには、第一印象となる求人情報がものを言います。人材不足が嘆かれる介護業界において、求人情報には他の施設に埋もれない工夫が必要です。せっかく人材を募集するなら、施設が求める人材に来てもらいたいもの。施設の魅力をしっかりと伝えつつ、ターゲットを絞った内容にして他との差別化を図りましょう。

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