理学療法士さんにインタビュー!訪問リハビリテーションの魅力とは?

「理学療法士」は、運動機能が低下した方に寄り添いながら、日常生活が送れるよう支援するリハビリテーションの専門職。病院や介護施設で働くイメージが強い職業ですが、利用者さんの居宅へ出向いてサービスを提供する訪問リハビリテーションという働き方もあります。
そこで今回は、広島市安佐南区の「訪問看護ステーションかがやき」で働く理学療法士の影山美奈枝さんにインタビューしました。日々どのようなことを感じながら働いているのか興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

※インタビュー実施日:2022年7月

プロフィール

影山美奈枝(かげやま・みなえ)さん
専門学校卒業後、理学療法士の資格を取得。一般病院での勤務を経て、2018年に「訪問看護ステーションかがやき」入職。

訪問看護ステーションで働き始めた影山さん。なぜ、影山さんは理学療法士を目指したのか、訪問リハビリテーションへの転職を決めたのか、詳しくご紹介していきましょう。

理学療法士とは?

理学療法士とは、ケガや病気により身体に障害のある方、障害の発生が予測される方に対し、座る・立つ・歩くなどの基本動作能力の回復や維持障害の悪化予防を目的に自立した生活を送れるよう支援するリハビリテーションの専門職です。 

理学療法士になったきっかけは?

(影山さん)高校生のときにバレーボールをしていて、膝のじん帯を損傷し、外来のリハビリに通っていたことがあります。そのとき「理学療法士ってかっこいいな」と憧れたのがきっかけです。リハビリのおかげで膝も回復しましたし、不安な気持ちを支えてもらって、「もう一度スポーツをしたい!」と思えるようになりました。患者さんに希望を持ってもらえる、素敵な仕事だと思いました
進路を決める際に、当時の高校の先生へ相談したところ「資格をとってみたら」と勧められて、専門学校に進学しました。

訪問リハビリテーションへと転職したきっかけは?

(影山さん)資格を取得してすぐは一般病院で勤務していました。しばらくは院内勤務でしたが、人事異動で訪問リハビリテーションを経験する機会がありました。そこで、在宅という環境下でのサービス提供にやりがいを感じ、「訪問リハビリっていいな」と思うようになったんです。
2018年にライフスタイルの見直しをきっかけに、訪問リハビリテーションを専門にしようと決心し、現在の職場へ転職しました。

訪問リハビリテーションでの理学療法士の仕事内容は?

(影山さん)今、担当している利用者様は、1日あたり6軒ほどです。利用者様は高齢の方がメインです。寝たきりの方、麻痺のある方、呼吸器疾患のある方、認知症の方…など、利用者様の状況はさまざまです。その方の状況に合わせて、目標に向けたリハビリのプランを組み立て、マンツーマンで指導・アドバイスをしています。

訪問リハビリテーションならではの注意点は?

(影山さん)外回りの仕事なので、暑かったり寒かったり…気候の厳しさを感じるところは、訪問リハビリならではですね。コロナ禍ということもあり、利用者様に迷惑をかけないよう、普段から体調管理にはとても気をつけています。
あと、自動車の運転も注意ですね。とても細い道や急な坂もあるので…。今では少し上達したかなと思います。

仕事と育児との両立はできますか?

(影山さん)今、小学1年生(6歳)と保育園児(2歳)の子育て中です。職場には私と同じように小さな子どもを育てながら働いている女性スタッフが多いんです。なので、子育てへの理解があり、お互いにフォローし合いながら働くことができているため、とても働きやすいですよ。
仕事だけでなく、子育ての悩みも先輩たちに聞いてもらったり、アドバイスをもらえたりするので、すごく心強いですね。頼りになります!

理学療法士の仕事のやりがいは?

(影山さん)利用者様一人ひとりの生活に寄り添ったリハビリを提供できることに、やりがいを感じています。生活環境も体の状況も、リハビリの目的も一人ひとり違いますから。
たとえば利用者様に「買い物に歩いて行けるようになりたい」というご希望があった場合、「目的地はどれくらいの距離にあるのか?」「コンビニなのか大型ショッピングモールなのか?」「杖や押し車は必要か?」「持参するのは手さげバッグ?それともリュック?」…など、人によって考える要素が異なります。時には、目的地までのルートを実際にたどって、道中にどんなリスクがあるのか、どうすれば歩いて行っていただけるか、検証することもあります。
その結果「一人で歩いて行けるようになった!」と利用者様やご家族様に喜んで頂けるのが、何よりうれしいですね。

これからの目標や取り組みたいことは?

(影山さん)将来的には成人だけでなく、小児のリハビリも勉強して視野を広げていきたいと思っています。
在宅での小児の訪問リハビリを必要としている方はたくさんいらっしゃるのですが、小児リハビリができる理学療法士は少ないのが現実です。
まだ小児を担当したことはありませんが、我が子が病気だと、保護者の方は本当に不安だと思います。そんなとき、どんな声かけやアドバイスをしたらいいのか…経験がないので勉強しなければと思っています。
私も2人の子どもがいるので、同じ親としての立場で、寄り添っていけるようになりたいと思います。これから、小児リハビリの勉強会や研修会に積極的に参加し、現場にも出て、そうした方に必要なリハビリを提供できるように、経験を積んでいくことが目標です。

これから訪問リハビリテーションの理学療法士を目指す方、興味のある方へのメッセージ

(影山さん)私も最初は「子育てしながら、訪問リハビリできるかな?」と不安がありましたが、職場の訪問看護ステーションには経験豊かな先輩スタッフがいて、なんでも相談できるんです。訪問リハビリは一人で訪問するので悩むことも多いですが、頼りになる先輩たちと働いていると「一人じゃなくてチームだなぁ」と改めて感じます。訪問でのリハビリを少しでもやってみたいと思い立ったら吉日です!「やってみよう」の気持ちを大切に、一緒にチャレンジしていきましょう!

理学療法士・影山さんのインタビューを終えて

理学療法士として病院勤務を経て、訪問リハビリテーションへと転職された影山さんのリアルな声はいかがでしたか?利用者様の自宅で提供するサービスだからこそ感じられる「やりがい」を糧に、生き生きと働かれている様子が伝わってきました。在宅で生活する利用者様の背景は、とても多様です。一人で訪問するのは不安も尽きませんが、影山さんのように、多職種と一緒にチームで働ける職場であればとても心強いですよね。理学療法士や訪問リハビリテーションに興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【訪問看護ステーションかがやき】

所在地広島市安佐南区祇園2-47-8
電話番号082-875-6752
対応エリア広島市(中区、東区、西区、安佐北区、安佐南区)
公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/

★2022年9月1日、広島市南区仁保新町に「訪問看護ステーションかがやき南」オープン!

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