療養介護とはどんなサービス?役割や対象者について知っておこう

療養介護というサービスをご存知ですか?療養介護とは、障害のある方に向けた福祉サービスの1つです。入院している方をターゲットにしたサービスや、一時的に利用するサービスなどがあります。人によっては、入院や生活介護と似ているように感じるかもしれません。そこで今回は、療養介護とはどういうサービスなのか、どんな方が受けられるのかなどについて、短期入所療養介護との違いも併せて見ていきましょう。

療養介護とはどんなサービス?

まずは、療養介護とはどういうサービスなのか、具体的なサービス内容や療養介護を受けられる対象者などについて紹介します。

療養介護とは?

療養介護とは、医療的ケアと日常の介護を両方とも受けられる福祉サービスのこと。障害者総合支援法をもとに運用しています。また、医療機関において医療的ケアと介護サービスの両方を受けられる点が特徴です。

医療機関で受けるケアは療養介護医療と呼ばれ、医療保険が適用されます。

療養介護のサービス内容

具体的には、以下のようなサービスを受けられます。

・医療的ケアや看護
・機能訓練
・食事や入浴、排泄などの介助
・日常生活における相談や支援

日常生活におけるサポートも受けられる点が特徴でしょう。

療養介護を受けられる方とは?

病院などに長く入院している方のうち、心身に障害を持ち、医療的ケアと介護サービスを常に必要とする方が対象となっています。

例えば、筋萎縮性側索硬化症によって気管切開を行い、呼吸管理を必要とする障害支援区分6に相当する方です。また、市町村によって対象者と準ずる者と認められた場合も療養介護を受けられます。自分が基準に当てはまるのか、一度相談してみましょう。

サービスを利用するためには、市町村に申請して障害支援区分の認定を受けなければなりません。認定が下りたら、サービス等利用計画案を作成して市町村に提出しましょう。計画案をもとにサービス量が決められ、サービス等利用計画を作成したうえで利用可能になります。

療養介護と入院の違い

療養介護では、医療機関に入院している方が対象となりますが、入院と何が異なるのでしょうか?また、生活介護との違いも分かりにくいですよね。ここでは、入院や生活介護の違いについて紹介します。

目的

まずは目的の違いです。入院は治療を受けるために入院します。しかし療養介護は、入院中の利用者さんに向けて医療的ケアや介護サービスを提供するため、どちらかというと日常生活機能を取り戻すことを目的にアプローチを行うものです。

一方、生活介護は日常生活が困難な方のサポートを行うサービスのため、療養介護とは目的が違うのです。

医療範囲

入院では治療や医療管理に伴い、手術や薬物療法を行います。療養介護でも、必要に応じて治療や医療管理が行われますが、リハビリやレクリエーションも併せて実施される点が異なっているのですます。

前述した通り、生活介護では日常生活のサポート行うことが目的のため、治療などは行いません。

期間

入院では病気やケガの治療の進行状況によって期間が決まります。一般的には数日から数週間です。療養介護も入院と同じく状況によってサービスを受けられる時間が異なりますが、入院と比べると長くなる傾向にあります

生活介護は自宅や介護施設などで生活する際に必要なサービスのため、生涯にわたって利用する方がほとんどでしょう。

一時的に利用できる短期入所療養介護とは?

短期入所療養介護では、ショートステイを利用してサービスを受けます。ショートステイとは一定の期間施設に入所するサービスで、レスパイトケアを目的に利用される方も。レスパイトケアは休息を指す言葉で、利用者さんの家族をケアするといった意味も含まれます。

ここでは、短期入所療養介護の役割やサービス内容などを見ていきましょう。

短期入所療養介護の役割

介護を必要とする方が医療機関などに短期間入所することで、医療的ケアや機能訓練、介護サービスを受けられます。そのため短期入所療養介護は、医療型ショートステイと呼ばれることも。

介護者の負担を軽減する役割を持ち、利用者さんの家族が出張や入院などで在宅介護ができない場合にも利用可能です。利用可能期間は、連続して30日。施設によって異なるものの、部屋のタイプには個室や多床室、ユニット型個室などがあります。

サービス内容

サービス内容は療養介護と似ており、以下のような内容です。

・医療的ケアや看護
・機能訓練
・食事や入浴、排泄などの介助

短期間だからと言って、利用者さんのサポートのみに徹するのではなく、利用者さんに合わせて医療的ケアやリハビリを行います

対象となる方

短期入所療養介護のサービスを受けられる方は、要介護認定1~5の方です。要支援の認定を受けた方は該当しません。

介護予防短期入所療養介護とは?

短期入所療養介護とは別に、介護予防短期入所療養介護というサービスがあります。短期入所療養介護と言葉は似ていますが、どういった点が違うのでしょうか?最後に、介護予防短期入所療養介護の役割やサービス内容について見ていきましょう。

介護予防短期入所療養介護の役割

介護予防短期入所療養介護もショートステイを利用して、医療的ケアや介護サービスを受けられます。療養介護施設は、主に介護老人保健施設や病院、老人性認知症疾患療養病棟、介護医療院などです。

利用目的も短期入所療養介護と同じく、利用者さんの家族の負担軽減や、利用者さんの家族の体調不良や出張などで在宅介護が難しい場合にサービスを提供します。

最長で連続30日までの利用ができ、事前に予約してからの利用が一般的です。入所する部屋は施設によって異なりますが、個室や1部屋4床程度の多床室、ユニット型個室などがあります。

サービス内容

具体的なサービ内容は以下の通りです。

・医療的ケアや看護
・機能訓練
・食事や入浴、排泄などの介助

基本的には介護予防を目的としたサービスを提供しており、ケアプランをもとに利用者さんに合ったサポートを行います。

対象となる方

介護予防短期入所療養介護は、療養介護や短期入所療養介護を利用する方と比べると、軽度の方が対象です。具体的には、要支援1または要支援2の方が該当します。

各サービスの違いを知って理解を深めよう

療養介護は主に障害がある方を対象にしたサービスですが、短期入所療養介護や介護予防短期入所療養介護は要介護や要支援認定を受けた高齢の方も対象になります。同じような言葉でもサービスの内容や対象者が異なるため、違いを知って理解を深めましょう。興味がある分野があれば、就

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