介護施設で冬至を楽しもう!由来は?おすすめメニューやイベントも

冬のイベントといえば、クリスマスが代表的ですが、高齢者の方の多い介護施設では、「冬至(とうじ)」にも注目してみませんか?冬至は、日本に古くから伝わる季節行事のひとつ。単に、季節の節目を意味するだけでなく、「ゆず湯に入る」「かぼちゃを食べる」といった風習があります。
一方で、なぜそのような風習があるのかまでは知らない介護スタッフの方もいるのではないでしょうか?
今回は、冬至とは何かをわかりやすく解説!介護施設でおすすめの冬至イベントも紹介します。

冬至とは?

冬至とは、日本古来の暦「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつで、1年でもっとも昼の時間が短い日のこと。年によって前後する場合もありますが、12月21日〜22日頃になることが多いです(2022年の冬至は12月22日)。
冬至を境に日がのびることから、冬至のことを「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼びます。冬至の日に縁起を担ぐことで、幸運や春の訪れを願うのです。

介護施設で冬至の気分を満喫!おすすめのメニューやイベント

ここからは、介護施設でも取り入れやすい冬至の風習を紹介します。

ゆず湯

冬至といえば「ゆず湯」。
もともとは「ゆず→融通(ゆうずう)がきくように」「湯治(とうじ)→冬至」といった語呂合わせが由来とされています。
「冬至にゆず湯に入ると風邪を引きにくくなる」「ゆず湯で邪気を払う」などの言い伝えを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ゆずの皮や果汁には、ビタミンCが豊富に含まれているため、ゆず湯は肌をしっとり保つ効果が期待できるのだそう。また、ゆずの香りにはリラックス効果があり、ゆったり安らぎのひとときが過ごせます。

ゆず茶

ゆず湯に加えて、湯上りやおやつの時間に「ゆず茶」を提供するのもおすすめです。
お風呂上がりは、水分補給が大切。さらに、温かいゆず湯を飲めば、体の内側から温まってもらえますよ。
市販品をお湯で溶かして提供するのもよし、ゆずが手に入りそうなら調理レクリエーションの一環として「ゆず茶作り」を行うのもよいですね。

カボチャの煮物

「カボチャの煮物」は、冬至の日の献立の定番。しかし、夏野菜であるカボチャがなぜ冬至に食べられるようになったのでしょうか?
冷蔵保存ができなかった江戸時代、常温で長期保存が可能なカボチャは、冬に食べられる貴重な野菜でした。
また、冬至には運を引き寄せるため「ん」のつく食べ物を食べるとよい、とされています。カボチャの別名は「南瓜(なんきん)」。カボチャは栄養価が高いうえに、縁起も良いため、冬至にぴったりの食材なんです。

けんちんうどん

「けんちんうどん」も、冬至に人気のメニューの一つ。
冬至には「ん」がつく食べ物を食べると縁起が良いとご説明しましたが、けんちんうどんは、具材も「うどん」「ニンジン」「カボチャ(なんきん)」「ダイコン」と「ん」だらけ!
野菜たっぷりの温かいうどんを食べれば、身体が芯から温まって元気いっぱいになれそうですね。

小豆粥

冬至の風習は、ゆず湯に入ったり、カボチャを食べたりするだけではありません。地域によっては、冬至に「小豆粥」を食べることも。
日本では、古くから赤い色に魔除けの力があるとされています。赤い色をした小豆も、厄を払い、運気を呼び込むとされているため、冬至に小豆粥を食べるとよいとされているのです。
小豆粥のほかにも、小豆とカボチャを一緒に炊いた「いとこ煮」を食べる場合もあります。

介護施設でも冬至の風習を取り入れて風邪知らず!

冬至は、「寒い冬に身体をしっかり温め、栄養たっぷりのものを食べて、元気に冬を乗り切ろう!」という先人の知恵が詰まった行事です。風習の由来を理解しておけば、利用者さんとのコミュニケーションのきっかけにもなりますよ。
介護施設でも冬至の風習を取り入れ、利用者さんに季節の移り変わりを楽しんでいただきましょう。

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