介護業界の転職事情とは?気になるポイントを年代別に解説!

少子高齢化が進む日本において、介護職の需要は増加傾向にあります。売り手市場である介護業界へ転職を考えている方も多いかもしれませんね。ここでは、介護業界の気になる転職事情を解説していきます。ひと言で介護職と言っても、その職種は幅広く、働き方もさまざまです。他業種から介護職への転職を考えている方、介護職に就いているけれど働き方を変えたい方など、参考にしてみてください。

介護業界は慢性的な人手不足って本当?

高齢化が社会問題となっている現代、要介護の認定者数はどんどん増加しており、2000年の約220万人から、2020年には約670万人と約3倍となっています。この状況から見ても介護職の需要は今後も増加傾向にあるとい言えるでしょう。
厚生労働省の「一般職業紹介状況」(令和3年7月分)の資料によると、全職業の有効求人倍率が1.02なのに対して、介護サービスの職業は有効求人倍率が3.64と高い数値となっています。これは、1人あたりに対する求人が3~4件あるということなので、現状でも売り手市場といって間違いないでしょう。

介護労働安定センターが実施している「介護労働実態調査」の令和2年度の調査によると、介護サービスに従事している従業員の不足感は、全体で60.8%という結果が出ています。前年度からやや低下しているものの、調査した施設の約6割において従業員の不足を感じているというのは高い数字であることは間違いありません。

また、労働条件・仕事の負担に関する悩みや不満という質問において、「人手不足」は52.0%、「賃金が低い」は38.6%で、介護業界で人手不足は賃金よりも大きな悩みや不満となっているようです。
なお、勤務先での就労継続に関する質問では、「今の勤務先で継続して働きたい」という回答は全体の60.2%で、4年連続上昇しており、継続意欲は高まっているという結果となっています。

このような調査結果からみても、介護業界は慢性的な人手不足が大きな問題点であり、売り手市場の業界です。一方で、働きやすさを実感している人は増加傾向にあるので、転職先としては比較的おすすめの業界と言えます。ここからは、年代別に介護業界の転職事情について解説していきましょう。

【20代】介護転職事情とは?

介護職員の年齢は高齢化の傾向にあり、これから実務経験を積むことができる20代の人材は、貴重な存在として重宝されるでしょう。また、20代で介護職に転職しておけば、早いうちから資格取得を目指すこともでき、介護業界でキャリアアップを目指す際に有利です。介護業界には、多種多様な職種や資格がありますので、実務経験を積みながら自分に合った資格や職種を見つけることができるでしょう。

【30代】介護転職事情とは?

30代は、社会人となりある程度の経験を積み、これからの働き方を考える方も多い年代です。だからこそ、転職のリスクを考えて躊躇する場合もあるかもしれませんが、体力的にもキャリア的にも期待大の30代は、転職に有利な年代と言えます。介護職に携わったことがなくても、スキルを身に付けキャリアアップしていくことも十分可能な年代です。給与面も気になるところ。介護職員の待遇改善に力を入れている事業所も多く、先ほどの「介護労働実態調査」では、所定内賃金・賞与ともに増加傾向にあります。

【40代】介護転職事情とは?

40代は、一般的には転職が難しいと言われる年代です。しかし、人手不足の介護業界においては、経験や年齢を問わず採用されることも多いので、40代での転職も難しくありません。加えて、豊富な社会人経験はむしろ武器として採用の際に有利に働く可能性もあります。体力に自信がないという方もいるかもしれませんが、実際の現場では40代以上でも現役で働いている方が多くいます。事務的な仕事がメインの介護職もありますので、体力に自信がない方は、履歴書に書いたり、面接の際に伝えたりしておくと安心でしょう。

他業種や他職種からの転職も好意的

前述しましたが、慢性的な人手不足である介護業界は、経験問わず採用されることも多く、他業種や他職種からでも転職しやすいです。
前職の経験を活かすことができる業務も多いでしょう。例えば運転経験のある方は送迎業務を担当したり、企画や運営をしていた方は施設でのイベントを企画したりなど、前職で培ったスキルを発揮できる機会も多いはず。

介護職の中には、資格を保有していなければ就けないポジションもありますが、実務経験を積みながら資格取得を目指すことも可能です。転職を見据えて先に資格を取得しておけば、面接の際に好印象を与えることができるでしょう。

他業種や他職種からの転職の場合には、面接の際に明確に志望動機を伝えることも重要です。介護業界に限らずどこの業界でも転職の際には志望動機を問われますが、あまりネガティブな内容だと好印象を与えられず、転職に失敗してしまう可能性も。嘘をつく必要はありませんが、同じ理由でもなるべくポジティブな内容になるよう置き換えて志望動機を考えることが成功の秘訣とい言えるでしょう。

他業種や他職種から転職する場合、自分にあった求人を見つけられるか不安を感じることもあるかもしれません。そんなときには、転職サイトや介護業界の事情に精通したエージェントを利用するのもひとつの方法です。介護業界とひと言でいっても、事業所によって仕事内容や職場環境は大きく変わります。自分がやりたいことや不安、家族構成など詳しく相談することで、ぴったりの転職先を提案してくれるでしょう。また、自分にフィットした転職先をピックアップしてもらうことで、面接の回数を少なく抑えることができるため、あまり負担なく転職活動ができるはずです。

介護業界への転職は年代・経験を問わず挑戦できる

介護業界は、年代や経験が問われにくい傾向にあるため、他の業種や職種に比べて転職しやすい業界です。年代が上がるほど未経験の業界に入るのは躊躇してしまいがちですが、介護業界はいつ飛び込んだとしても、一からスキルを身に付け、キャリアアップできるでしょう。介護職に興味のある方、働き方を変えたい方は、ぜひ介護業界への転職を検討してはいかがでしょうか。

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